論文・レポートの書き方!「アカデミック・ライティング」の5つのコツ

大学生・大学院生の方で、自分が選んだ学科科目をマスターし、カリキュラムのすべての側面について幅広い知識と理解を得ている人は多いでしょう。がしかし、頭では理解していても、その内容を正しい言葉に置き換えることは決して簡単ではありません。もともと文章を書くのが得意な人もいますが、学術的文章を書くのは普通の文章を書くのと少し異なります。中には、不運にも、文章を書く天賦の才能がまったくない人もいるでしょう。そこで今回は、アカデミック・ライティングに役立つコツを紹介します!以下を参考にすれば、レポートの点数を大幅にアップさせることができるかもしれません。

  1. オンラインツールを活用する

レポートはヘルプを一切求めず、すべて一人でこなした方がより良くなる、という間違った考え方がいまだに蔓延っています。しかしながら実際には、利用可能なツールやサポートを最大限に活用することで、より良い文章を作り、学校や職場でより多くのことを学ぶことができるのです。特にアカデミック・ライティングの分野では、オンラインリソースが強い味方になってくれるかもしれません。というのも、最近では、文章校正の無料ツールがたくさんあるからです。たとえば、「Hemingway App」というアプリは、スペルや文法の間違い、使いすぎている副詞、不必要に長いフレーズ、文構造のミスを教えてくれます。また、文章のレベルによっては、「Readability Score」を使って、内容が複雑すぎたりベーシックすぎたりしていないかどうか確認することもできます。

  1. 計画と文章の構成を行う

論文といった学術的文章は、たいていの場合、莫大な量の情報を記載することになります。他のすべての意見を無視しながら、自分の考えが正しいことを証明するために、自分の信念や調べたデータを述べていきます。そのため、大変な量の資料やリソースがあり、たった一つのエッセイにすべてを収めるには苦労してしまいます。それでも、高い評価をもらうためには、この大量の資料をどのように分割するかを慎重に決めなければいけません。無事に分割できた後は、各セクションの文章量が少なくなることを覚えておきましょう。その結果、それぞれのセクションがよりシンプルに仕上がります。また、必ず下書きから始めるということを忘れないでください。

  1. 読み手のニーズを考慮する

特にアカデミック・ライティングでは、教授や講師に向けて書くことが多いため、読み手がどんなことを期待しているかを考える傾向にあります。つまり、すでに読み手が理解している概念を明らかにするために時間と言葉を費やす必要はありません。読み手がすでに知っていることを伝える代わりに、自分ならではの主張や考えを述べましょう。

  1. 最終原稿を提出する前にフィードバックをもらう

1つ目に挙げたオンラインツールを活用して、言葉の間違いや文法ミスを正すことはできますが、しかし、エッセイの内容や構成まで正しいかどうか確認する必要があります。そこで、チューターやクラスメートに最終原稿を渡して読んでもらいましょう。自分の考えがエッセイ全体を通して一貫しているかどうか、適切な参考文献やソースを利用しているかどうか、述べたい議論が明確であるかどうかを教えてくれるでしょう。これらのポイントは学術的文章において非常に大切なので、最終的に論文を提出する前に必ずチェックしてください。

  1. 書いた文章を声に出して読む

自分が書いた文章の質を評価する方法の一つとして、実際に声に出して読んでみることが挙げられます。声に出して読んでみると、文章が長すぎたり、構成が複雑すぎたり、句読点がまばらだったりするミスに気づくことができます。自分が書いた文章を声に出して読んでみて、自然な感じに聞こえ、スムーズに文章を追いながら理解することもできれば、誰にとっても読みやすいものということです。一方、声に出して読むのが難しければ、他の人も読みにくいと感じでしょう。